名古屋市立大学


 名古屋市立大学病院は平成21年に化学療法部と緩和ケア部からなる腫瘍センターを設立しました。化学療法部は院内の安全な化学療法を実施する管理部門として始まり、外来化学療法室を中心として、医師3名、看護師6名、薬剤師4名からなるチーム医療を行っています。平成24年5月には喜谷記念がんセンターを設立し、あらたにトモセラピーによるピンポイントの放射線治療を開始、また、化学療法外来と緩和ケア外来を有する新化学療法室(30床)をオープン致しました。化学療法室には、口腔ケアチーム、栄養サポートチームも参加し、がん相談室とも連携して「がん在宅医療のトータルサポート」をコンセプトに総合的にがん患者さんとその家族を支援しています。また、化学療法部では、がん医療の現場で未だ診療体制が不明瞭である原発不明がんや骨以外の各肉腫について診療を進めており、難診断・難治療例においては、病理医、放射線診断・治療医、化学療法医、緩和医療医、各診療科医、薬剤師、看護師からなるキャンサーボードを開催しています。また臨床試験管理センター、病院および医学部倫理審査委員会と連携しながら抗がん剤レジメン審査会を組織し、抗がん剤治療の科学的根拠に基づいた承認審査を行っています。緩和ケア部は医師4名からなり、毎日の入院患者の定期ラウンド、毎週のケースカンファランスを専任薬剤師、がん専門看護師とともに開催し、疼痛などの身体的な側面のみならず、不安、うつといった精神的苦痛の緩和の両面からの診療支援を行っています。また、愛知県のがん診療連携拠点病院において、精神腫瘍学の拠点として人材育成の活動を活発に行っています。さらに、4つの名古屋市立病院と合同の抗がん剤レジメン審査委員会、合同ウェブセミナーを開催し地域連携強化を目指しています。

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