岐阜大学


gufu-u.jpg 岐阜大学医学部附属病院は「岐阜県がん診療連携拠点病院」に指定されています。当院では2007年1月に診療科横断的センターとして「腫瘍センター」を設置しました。2009年5月より「がんセンター」と名称を変更し、「がん」の治療と研究、患者家族のサポートに取り組んでいます。癌年齢に達した患者さんの多くは、脳血管障害や心血管障害、糖尿病や呼吸障害、腎障害、皮膚運動器障害、精神神経障害などの多くの併存疾患を抱えています。当院では上記併存病変に対する専門家と密接に連携し、先進的がん治療の研究・診療を行っています。重症患者さんに対する救命救急治療センターも併設されており「がんセンター機能」を有した高度診療総合病院といえます。また,将来の我が国の医療を背負う若い意欲に満ちた多くの優秀な人材を抱えた教育病院でもあります。「各診療科のがんの治療を担当する専門医を中心としたチーム医療」を実現します。

「がんセンター」は大きく分けて6部門から構成されています.

1 診療連携部門

 標準的がん治療を提供するために、また高度先進がん治療の実践するために、キャンサーボードを設置して治療連携を図っています。またがん化学療法レジメン検討部会を設置して、安全で質の高い化学療法を行っています。また高度画像診断・病理診断部門との連携を図ることによって世界標準のがん治療を目指しています。

 消化器がん、呼吸器がん、脳神経・頭頚部、口腔がん、乳腺・婦人科がん、泌尿器科がん、感覚器・骨軟骨部腫瘍などの固形腫瘍に対して、標準治療である外科的治療を行います。

 一方、消化器がんなどの早期がんなどでは、内視鏡治療を光学医療診療部の専門医と連携して行っています。また、これらの適応を逸脱する早期がんでは、低侵襲治療である、腹腔鏡や胸腔鏡を用いた外科治療を提供しています。

2 化学療法部門

 血液腫瘍や切除不能固形腫瘍などの患者さんの入院・外来抗がん剤治療を行います。特に外来化学療法室ではがん薬物療法専門医やがん化学療法看護認定看護師、がん専門薬剤師等専門のスタッフが常駐し、エビデンスに基づきレジメン登録された化学療法を安全に行うだけでなく、先進治療である臨床試験レジメンなどを積極的に行っています。

3 放射線治療部門

 ほとんど全てのがんを対象に放射線治療を行い、放射線治療医(放射線腫瘍専門医)による診察、照射計画立案および認定放射線治療専門技師、放射線品質管理士とともに質の高い治療を行います。また小線源治療や定位照射,強度変調照射など高精度な放射線治療にも対応しています。同時に放射線腫瘍学会認定施設として放射線治療医の育成、教育も行っています。

4 緩和ケア部門

 院内および外来および在宅ケアー中の患者さんなどに対し、緩和ケアチームが治療中および終末期での緩和ケアーを実行しています。同時に緩和ケアーに対するメディカルスタッフの実地教育を行っています。

5 臨床研究・教育研修部門

 メディカルスタッフ(薬剤師、看護師、各種技官)に対する研修や情報発信を行っています。がんプロフェッショナル養成プランと連携することによって臨床腫瘍医、臨床腫瘍薬剤師、臨床腫瘍看護師の育成に努めています。加えて地域の方々へ禁煙やがん予防の啓蒙を行っています。

6 情報管理・病診連携部門

 がん登録に関する業務、ホームページの作成・修正、各がん治療の診療実績や臨床試験などの情報発信、院内、地域がんクリティカルパスの実施などを行っています。また患者や患者会,その家族に対する相談支援サポートを行っています。

 国のがん対策推進基本計画において、がん患者さんの不安や悩みを軽減するためには、がんを経験された方もがん患者さんに対する相談支援に参加することが新たな力として期待されています。本院は、特定非営利活動法人がんサポートセンターによる岐阜県ピアサポーター養成講座にがんセンター長はじめ、専門医による講演や会場の提供等、研修の充実に参加協力しています。

 

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